衣類の汚れが酷いときにはつけ置き洗いを行うという人も多いかと思います。

つけ置き洗いは汚れを落とすことに効果的ですが、つける時間や使用する洗剤をきちんと理解することで、より効果的に行うことが出来ます。

また、つけ置き洗いに対して不向きな衣類もあります。

今回は、つけ置き洗いについての基礎知識や注意点について紹介していきます。

つけ置き洗いの基礎知識

つけ置き洗いをする前に必ず確認しておきたいのが、衣類についている「洗濯表記」です。自宅で洗濯が可能な表記があればつけ置き洗いをすることが出来ます。

つけ置き洗いは基本的にぬるま湯(35度前後)で行いますので、温度の表示も確認しておきましょう。

つけ置き洗いをなにげなくやっている方も多いと思います。
メリットやデメリットをについても把握しておきましょう。

【つけ置き洗いをするメリット】

・ワイシャツの襟汚れなどつけ置きをしてから洗濯することで頑固な汚れも落とすことが出来る

・泥汚れのような繊維の奥の汚れも浮かして洗うことができる

・衣類を傷めずに汚れを浮かすことが出来る

【つけ置き洗いをするデメリット】

・漂白剤の種類やつける時間によっては、柄の部分まで色落ちしてしまう

・長時間つけ置きしすぎると、きれいな箇所まで汚れが付着してしまう

つけ置き時間の目安

つけ置き洗いで一番気になるのが、つけ置く時間だと思います。

つけ置き時間の目安は、30分です。
その時点で汚れが落ちていない場合でも、その後に手洗いや洗濯機で洗うことで、汚れが落ちるので大丈夫です。

長時間つけ置きするほど汚れが落ちると思うかもしれませんが、長くつけ置きすぎると、色落ちの原因にもなりますので注意しましょう。

つけ置き洗いに使用する洗剤は?

つけ置き洗いに使用する洗剤についてですが、普段使用している洗濯用洗剤で問題ありませんが、場合によっては使い分ける必要がありますので下記にて紹介します。

・デリケートな素材のものについては、おしゃれ着用洗剤を使用

・シミ汚れについては、漂白剤を使用しましょう。塩素系漂白剤は色落ちさせてしまう恐れがあるので白物で使用し、色柄物に関しては酸素系漂白剤の使用がおすすめです。

つけ置き洗いの方法

1.洗濯機もしくは洗濯桶にお湯を張り、洗剤を規定量入れます。撹拌をして洗濯液を作成します。
汚れがひどい場合は、洗濯桶で行うことをおすすめします。

2.衣類を入れて、洗濯機の場合は、つけ置き洗いのコースを選択し、無い場合は、30分程度つけ置きした後、通常コースでスタートしましょう。

洗濯桶の場合は、30分つけ置いて汚れが浮き出てきたら、汚れた水はすてて、水で洗いだ後、洗濯機で通常洗濯をしましょう。

つけ置き洗いの注意点は?

つけ置き洗い時の注意しなければいけないポイントについて紹介していきます。

つけ置きする前は洗濯表示を確認する:前述にもある通り、衣類によっては、水洗いが出来ないものなどつけ置き洗いに不向きな衣類もあるので確認しておきましょう。

つけ置きする洗剤は適量:汚れが酷いからと言って洗剤をたくさん入れるのはNGです。
多く入れたからと言って洗浄力が高くなることはなく、逆に入れすぎた洗剤が衣類に残り、異臭やダメージの原因にもなります。
洗剤に表記されている規定量を入れるようにしましょう。

一度につけ置きする量:手短に済ませるために一度にたくさんの衣類を詰め込むと汚れ移りや、衣類を傷める原因にもなります。

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