春の穏やかでポカポカした気候、夏の眩しい日差し、秋の心地よい風、冬のかじかむ寒さ。1年を通して表情の違う季節を味わえるのが日本の魅力でもあります。そんな日本だからこそ、楽しめるのが季節によって変わるファッション。学生時代には、制服の衣替え時期が新しい季節の訪れでもあり、楽しみだったのを思い出します。
学生時代は、先生や親が教えてくれた衣替えの時期。でも、忙しい社会人になると、人にやってもらっていた衣類の収納や管理も自分自身で行わなければいけません。ただ、衣替えの時期っていつだっけ? 衣類の収納はどうやってやればよいの? など、意外に分からないこともありますよね。そこで今回は、衣替えの時期と衣類の収納方法をご紹介します。
衣替えの時期っていつ?
スーツの場合
一般的にスーツは春と夏、秋と冬用の2つの季節に分けて作られており、季節に合った生地や素材が使用されています。衣替えの時期は、春夏であれば4~9月、秋冬であれば10~3月を目安にするのが理想。なかには、季節問わず着られるタイプもありますが、毎日のようにスーツを着る方は季節に応じたものを着るのがおすすめです。
学生服の場合
地域によって異なりますが、多くの地域で6月1日と10月1日に学生服の衣替えが行われます。あくまでも目安ですが、衣替えをする目安を覚えておくと、いざ子どもから制服の用意を頼まれた際も困らないはずです。
ところで、普段着はどのタイミングで衣替えしたらよいのでしょうか? 「今日は少し暑いから半袖を着たいけど、出かけたときに自分一人だけ半袖だったらちょっとな……」。と思うこともあるはず。
そこで下記では、夏物や秋物の衣替え時期の目安を確認してみましょう。
衣替えの時期は最高気温を参考に
春に着たいカーディガンや薄手のジャケット、ずっと欲しくてついに買った冬物のコートなど、せっかく着るのだから気温に合わせてベストなタイミングで着たいもの。
ここでは、最高気温を参考におすすめの衣替え時期をご紹介します。時期によっては最高気温と最低気温に差があることがあります。最高気温を参考に半袖を着ても、夜は寒いということがあるので気をつけてくださいね!
最高気温が15~20℃の場合(春)
最高気温が平均して15~20℃くらいになったら、春物や秋物に衣替えをするのがおすすめ。冬に着ていたセーターや厚手のコートなどではなく、軽めのトップスに薄手のジャケットなどを着ると快適に過ごせそうです!
最高気温が22℃以上の場合(夏)
最高気温が平均して22℃以上の時期になったら、半袖1枚で過ごしている方も多いです。また、20~22℃の間は長袖と半袖の分かれ目と言われているので、薄手のカーディガンなど羽織るものを携帯しておくとよいです。平均最高気温が26℃以上になると、半袖一枚で十分。夏に向けて衣替えの準備をしましょう!
最高気温が15℃以下の場合(秋・冬)
最高気温が平均して15℃以下の時期になったら、寒さを感じるので冬物のセーターなどに衣替えをするとよいです。また、平均最高気温が10℃以下になったらコートやマフラーなどが必要になってきます。
衣替えの時期にはしまい洗いを
衣替えをする際は、それまでに着ていた季節モノの衣類を収納しますよね。クリーニングに出す衣類もあれば、洗濯して着なくなった衣類を、そのまま収納……。という方もいるはず。でも、衣替えの際は一度洗った衣類を収納する前に、もう一度洗濯する「しまい洗い」をすることが大切。
一度洗濯した衣類も、収納して日数が経つと、黄ばんでくることがあります。それは、洗濯の際に落としきれなかった見えないシミが酸化することが原因と言われています。
しまい洗いをする際のポイント
1.皮脂や汗の汚れをしっかり落とす
特に夏物の衣類は、洗濯しても汗や皮脂汚れが残っている可能性があります。その汚れをしっかり落とすことが、黄ばみや虫食いを防ぐポイントです。
なお、襟や袖などの汚れには”部分用の洗剤”もしくは、”液体洗剤の原液”を汚れが目立つ部分に直接付けます。
食べこぼしや黄ばみなどの汚れには、”シミ抜き用洗剤”もしくは、” 液体酸素系漂白剤”を直接付けてから洗濯します。
2.粉末洗剤の溶け残りに注意する
特に粉末洗剤は溶けきれずに衣類に残ることがあります。洗剤の溶け残りも黄ばみなどの原因になることがあるので気をつけましょう。
コインランドリーの活用もおすすめ
また、衣替えの時期にそれまで着ていた衣類をまとめて洗濯するのは大変ですよね。その際は、お近くのコインランドリーを活用するのがおすすめ! コインランドリーの洗濯機は、家庭用のモノよりも洗浄力が高いです。また、容量も大きいので一度にまとめて洗濯するのにピッタリ。シャツなどシミが目立つ衣類は、あらかじめシミ抜きをしてから洗濯するとよいですよ。
まとめ
社会人になると、どのタイミングで半袖を着たらよいのか分からず、周りの様子を気にしながら着ていく服を考える……。ということもありますよね。そんなときは、天気予報で気温をチェックするのがおすすめ。最高気温を気にすると同時に、最低気温も気にしてみましょう!
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