洗濯は衣類の汚れや臭いを洗い流すために行うものですが、洗濯したはずなのに雑巾のような嫌な生乾き臭がしてしまう。そんな経験ありませんか?

そんな生乾き臭の原因は、「雑菌」です。
この雑菌が、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れなどを餌として繁殖をしながら排泄するフンが嫌な匂いの原因となってしまいます。

今回は、汚れをしっかり落として臭わない洗濯のポイントについて紹介していきます。

臭いや汚れを残さない!洗濯のポイント

洗濯は、容量・水量・温度を守ろう

容量:ついつい洗濯機いっぱいに溜め込んでまとめて洗ってしまおうと思いがちですが、洗
う際は、洗濯機の8割程度の量で洗濯するようにしましょう。

いっぱいに入れてしまうと、洗う際に洗濯物が上手く動かず、しっかり洗えない状況になってしまします。

渦巻式でも、ドラム式でも関係なく、8割程度の容量で洗いましょう。

水量:水量はできるだけたっぷりの量で洗濯する方が汚れは落ちやすいです。

少ない水量で洗濯するので汚れが落ちきらず臭いの原因となってしまいます。

水量を調節することができる場合は、できるだけ多めで洗濯しましょう。
ドラム式の洗濯機の場合は、はじめから水量が少ないので洗濯物の量を減らすなどして調節しましょう。

温度:洗濯時の温度は、皮脂汚れが溶けやすい35~40℃位を目安に行いましょう。

洗濯機をまわす前につけ置きしておく

汚れが落ちきらない原因の1つとして考えられるのが、洗剤がしっかり溶け切っていないことが挙げられます。

そのため、洗濯機をまわす前に、洗剤を溶かした状態のまま30分程度放置するか、衣類を洗濯槽に入れる前に洗剤と水を入れた状態で数分間まわすことでしっかり洗剤が溶け切り、有効に洗濯を行うことができます。

洗濯後は5時間以内に干す

洗濯物後に濡れた状態でそのまま放置すると嫌な匂いがしてしまうことは想像容易いと思います。

嫌な匂いがしてくるのはだいたい5~6時間後とされています。

それまでに干すようにしましょう。

風通しの良いところでアーチ状にして干す

部屋干しで生乾き臭がする要因として、風の通りが悪く、乾きにくい環境下で干すことから菌が繁殖して結果的に生乾き臭がしてしまいます。

干す時は、風の流れがある廊下や換気機能がある浴室でアーチ干しをしましょう。
アーチ干しをすることで、中央に空間ができ、空気が通りやすくなることで乾きやすくなります。

コインランドリーの乾燥機を利用しよう

外干しをしても生乾き臭がすることがありますが、臭いの原因でもある「雑菌」が紫外線に強く死滅しなかいことが理由として挙げられます。

コインランドリーの乾燥機は、ガス式乾燥機となっており、高温風による乾燥を行うので、雑菌やダニ対策になります。

ドラムの経が大きいので、布団などの大きいものもかけることができる上に、ふっくらとした仕上がりになるのでおすすめです。

まとめ

洗濯時しても嫌な臭いが残らないためのポイントについて紹介しました。
洗濯時や洗濯物を干す際に今回のポイントを行うことで、嫌な生乾き臭ともさよならできるので、ぜひ、実践してみてください。

また、今回紹介したようにコインランドリーの乾燥機は、家庭用よりもパワフルで、ふっくらとした仕上がりになるので、梅雨の季節や雨で洗濯物が乾かない時は、お近くのコインランドリーを利用してみてください。