真夏はもちろん、春先くらいから使う方も多い「日傘」。外出する際に日焼けを防ぎたい方には欠かせないアイテムのひとつです。紫外線の強い季節は毎日のように活躍する日傘ですが、お手入れはどうしていますか?

実は正しい洗い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は日傘の洗い方をご紹介。日傘がマストアイテムの方は要チェックです!

日光の熱を和らげる日傘

最近では女性だけでなく、男性も日傘を差す方が増えており、一層効果が期待されているいる日傘。強い直射日光を避けるのはもちろん、もう少し具体的にはどんな効果があるのでしょうか。ここでは日傘を使うメリットを確認してみましょう。

日除けとUVカット効果

日傘には直射日光からの熱を和らげる効果があり、製品には主に” 遮光率”と” UVカット率”の数値が記載されています。日除け効果の値を確認したい場合は「遮光率」、紫外線を防止する値を確認したい場合は「UVカット率」をチェックしましょう。

日傘に黄ばみが生じる原因

紫外線の強い季節になると毎日のように日傘を使っている方も多いかと思います。一方で、衣類のように小まめに洗ったりお手入れしたりすることはほぼないもの。そのため、日傘には紫外線による傷みや空気中の汚れが蓄積しています。

その状態で日傘を折りたたむと温度差が生じ、湿気が発生することで変色するのが原因。「いつの間にか汚れていて汚くなったから買い換えなきゃ……」。ということが起こります。

洗える日傘の種類

日傘には洗えるモノと洗えないモノがあります。洗える日傘は綿や麻素材ででき製品。洗えない日傘は撥水加工が施されている晴雨兼用のモノや、レースなどが付いている製品です。なお、洗えないタイプの日傘はブラッシングしたりタオルで拭いたりして、優しくお手入れするのがポイントです。

日傘を洗う際の注意点

日傘の黄ばみは市販の漂白剤で落とせることが大半ですが、日傘には骨組みに金属が使われていることが多く、その場合は漂白剤を使うのはNGです。そのため、日傘は日ごろのお手入れがとても大切。黄ばみが生じる前にしっかりとお手入れをしましょう。

日傘の洗い方

用意するモノ

・お湯か水
・洗面器などの容器
・おしゃれ着用の洗剤もしくは石鹸
・スポンジ

手順

1.日傘を広げお湯か水で傘の内側と外側の全体を濡らす
2.洗面器に洗剤を薄めたお湯(水)を張り、スポンジなどで優しく洗う
3.汚れが落ちたらシャワーですすぐ
4.水を切ってタオルで拭く
5.日傘を広げたまま風通しのよい日陰で干す

注意点

蛍光剤の入っている洗剤を使うのは避けた方がベター。特に黒など濃い色の日傘を洗う際は色落ちの可能性があるので、注意しましょう。また、日傘に使われている布は伸縮してしまうこともあるので、強い力で洗うのではなく、優しく洗うのがポイントです。

晴雨兼用の日傘の洗い方と乾かし方のポイント

普通の日傘と洗い方は基本同じですが、より優しく洗い「ゴシゴシし過ぎないこと」が大切です。晴雨兼用の日傘には撥水加工が施されており、ゴシゴシ洗うことで撥水加工が落ちてしまう可能性があるので、気をつけましょう!

用意するモノ

・お湯か水
・洗面器などの容器
・おしゃれ着用の洗剤もしくは石鹸
・スポンジ

手順

1.日傘を広げお湯か水で傘の内側と外側の全体を濡らす
2.洗面器に洗剤を薄めたお湯(水)を張り、スポンジなどで優しく洗う
3.汚れが落ちたらシャワーですすぐ
4.水を切ってタオルで拭く
5.日傘を広げたまま風通しのよい日陰で干す

クリーニングもアリ

大切な衣類はもちろん、日傘もクリーニングに出すことが可能。店舗にもよりますが、日傘のクリーニングを受け付けているお店もあります。価格はひとつにつき1000円程度が目安。忙しかったりお手入れに不安があったりする方は、クリーニングにお願いするのもアリですよ。

まとめ

日焼けをしたくない方の必須アイテムと呼んでも過言ではない「日傘」。できるだけ効果が高いモノを購入している方もいるはず。そうなると必然と価格も高くなり、より長く使いたいモノでもあります。せっかくの買い物なので、ぜひ次のシーズンも使えるように正しい洗い方をチェックしてみてくださいね。