雨が多い梅雨の時期は、洗濯物が乾かなくて困っている方も多いのではないでしょうか?洗濯物を外に干せなくなると、部屋干しの日が増えていきます。
部屋干しは干し方を間違えると、生乾きの臭いが発生することも。
梅雨時期の洗濯に困らないためには、部屋干しのコツを知っておくとよいでしょう。
本記事では、梅雨時期の洗濯物を乾かすコツについて解説します。
梅雨時期の洗濯物が臭う理由
そもそも、梅雨時期の洗濯物に生乾きの臭いが付くのはなぜでしょうか?これは、洗濯物が乾くまでの時間と関係しています。
梅雨時期は洗濯物を室内に干すことが多く、乾くまでに時間がかかることも多いでしょう。洗濯物は湿った状態が長く続くと、モラクセラ菌と呼ばれる雑菌が繁殖します。
このモラクセラ菌が、生乾き臭の原因なのです。
モラクセラ菌は水分があるところで繁殖し、洋服に残っている汚れを食べて増殖します。
また、一般的にモラクセラ菌が繁殖し始めるのは、洗濯物を干してから5時間後といわれています。
そのため、梅雨時期でも5時間以内に乾かし終われば、洗濯物の臭いが抑えられます。洗濯物の臭いに悩んでいる方は、まずは5時間以内に乾かすことを目標にしましょう。
梅雨に洗濯物が乾きにくい理由
洗濯物を外に干すことができない雨が続く梅雨の季節は、洋服や肌着などがたまってしまったりなかなか乾かなかったりとストレスですよね。
その理由は3つあります。
- 湿度が高い
- 気温が低い
- 風通しが悪い
上記の3つが梅雨の季節に揃っているからです。空気中の水分が多いと洗濯物の水分を蒸発させるのは困難を極めます。湿度が50%を超えると非常に乾きにくいと言われていて梅雨は70%〜80%の多湿な時期です。加えて気温も20度〜30度ほどの日が多く、高温多湿な日が続くことも。気温が低い日も水蒸気が蒸発しにくいです。さらに外干しができない日が続く梅雨は、部屋干しだと乾く時間にとても時間がかかりますよね。風は洗濯物を早く乾燥させてくれる大切な役割を担っていますが、部屋干しでは空気の流れが悪く部屋の湿度も上がってしまいカビや雑菌の繁殖を促してしまい、イヤな臭いの原因になります。
梅雨時期に洗濯物をうまく乾かす方法を解説
湿度の高い梅雨時期は、洗濯物を短時間で乾かすのが難しくなります。とくに室内は風通しが悪いと湿気が溜まりやすく、洗濯物が乾きにくいこともあるでしょう。
洗濯物は干す場所や干し方を工夫すると、部屋干しでも乾きやすくなります。
ポイント①湿度を下げる
部屋干しの際は湿度をまず下げることを意識しましょう。
ポイントは空気の通り道を作ることです。対角線上にある窓を開けると空気が通りやすくなります。
小さい場所から入り大きい場所へ吹き抜ける風の特性を生かして窓の多きを変えてみるのも効果的です。窓が開けられない場合は換気扇も回してみて下さいね。
ポイント②干し方
次に干し方のポイントを3点紹介します。
1つ目は、間隔を空けて干すことです。ハンガーにかけた洗濯物の間隔が近いと、乾きにくくなります。目安としては、15㎝ほど間隔を空けて干すとよいでしょう。
2つ目は、ポケットがあるズボンは裏返して干すことです。ズボンのポケット部分はそのままだと乾きにくく、乾き終わるまでに時間がかかります。ズボンを裏返すと、生地が重なっているポケット部分も乾きやすくなります。
3つ目は、ピンチハンガーの干し方についてです。真ん中に小さめの衣類を干し、両端に大きめの衣類を干す方法がおすすめです。横から見たときに、洗濯物がアーチ状になるように干していきます。
ポイント③家電を利用
家電を使ってより効率的に乾かす方法を3点紹介します。
1つ目は、扇風機・サーキュレーターなどで風を送る方法です。洗濯物は下の部分が乾きにくいため、調整して風が当たるようにしましょう。
2つ目は、乾燥機能付きの洗濯機を使う方法です。
自宅で乾燥機が使える場合は、部屋干しする必要が無くなります。洗濯機を買い替える際は、乾燥機能付きの洗濯機を検討するのもよいでしょう。
3つ目は、除湿機で部屋の湿度を下げる方法です。梅雨の時期は湿度が上がりやすく、洗濯物を干すとさらに湿気が溜まりやすくなります。除湿機で湿気を取れば、洗濯物も乾きやすいでしょう。
ポイント④干す場所
洗濯物を干す場所は部屋の中にいくつかあります。浴室乾燥機が備え付けてある浴室は、限られた量しか干せませんが使うと非常に便利です。
梅雨の時期は寝室やリビングで干す家庭が多いですが、カーテンレールは洗濯物の重みで壊れてしまう原因にもなるので突っ張り棒などで工夫して干すのがおすすめです。
寝室に干すと、湿気で発生したカビがベッドなどの寝具に移ってしまうことも予想できます。寝室はなるべく避けて使わない部屋で干すのが最適です。
梅雨時期はコインランドリーを利用するのがおすすめ!
梅雨時期は干し方を工夫しても、洗濯物が乾きにくいことがあります。
どうしても洗濯物に付く臭いが改善されないときは、コインランドリーを使うのがおすすめです。
コインランドリーは天気に関係なく乾燥が可能で、布団などの大きい洗濯物も乾燥できるメリットがあります。
また、コインランドリーによってはスニーカーなどの靴も洗濯・乾燥できるため、雨で濡れた靴を洗いたいときに便利です。
コインランドリーの乾燥にかかる時間は、30分~60分程が目安です。
部屋干しに比べてかなり短時間で乾燥できるため、生乾き臭が衣類に残る心配もないでしょう。部屋干しの臭いが気になる方は、ぜひコインランドリーを活用してみてください。
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