密を避けて気軽にアウトドアを楽しめると、家族や友達と少人数でキャンプに出掛ける人が増えています。
日帰りキャンプも楽しいですが、何日間か泊りがけで出掛け自然に触れ合うのも良い経験になるでしょう。

泊まりキャンプで気になるのが、洗濯ではないでしょうか。
汚れた衣類はその日のうちに洗いたいものです。
この記事では、キャンプ場での洗濯方法やあると便利な洗濯グッズをご紹介します。
是非参考にしてください。

キャンプ場で役立つ洗濯グッズ

はじめに、キャンプ場であると便利な洗濯グッズをご紹介します。

折りたたみバケツ

キャンプ場での洗濯は手洗いが基本です。
水を溜められるバケツがあれば便利ですが、かさばるのが難点でしょう。

折りたたみのバケツなら、軽量でコンパクトサイズのものが多く、洗濯に役立ちます。
水を入れても自立できるしっかりとした形のものを選びましょう。
取っ手があると持ち運びしやすく使いやすいです。

飲み物や果物を冷やす・食器を洗うなど、幅広い用途で利用できるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。

洗濯袋

下着や靴下など少量の洗濯物を洗うなら、洗濯袋もおすすめです。
袋に洗剤と水を入れてシャカシャカ振るだけで、簡単に洗濯ができます。
お子さんと一緒に楽しく洗濯することも可能です。

使わないときはくるくると丸めて小さく収納できるので、出張や旅行などキャンプ以外でも活躍します。

物干しロープ

キャンプに行くなら1本は持っておきたいのがロープです。

濡れた服や洗ったタオルを乾かすのに便利です。
調理中の鍋やお玉をひっかけたり、洗ったコップを乾かしたりするのにも役立ちます。

ハンガーがずれないよう、仕切りのあるものが使いやすいでしょう。
フックやカラビナが付いているものを選ぶと、初心者でも簡単に設置できます。

洗濯洗剤と小さめのボトル

キャンプ場の多くは、浄水施設のない自然の中にあります。
洗濯洗剤は、生分解できない石油系界面活性剤が配合されている合成洗剤を避け、環境に配慮したものを選ぶようにしましょう。

基本は水洗いで、気になる汚れだけ洗剤をスプレーする方法もあります。

洗濯洗剤を持ち歩くのは、かさばり荷物が重くなるので、詰め替え用ボトルで持ち運ぶと便利です。

キャンプ場での洗濯方法


キャンプ場によっては、洗濯機が設置されている場合もありますが、基本的には手洗いを行うつもりで出掛けましょう。

1.水洗い

アウトドアでの洗濯は、水洗いが基本です。

バケツに水を溜めてもみ洗いするか、洗濯袋に入れてシャカシャカと振り洗いを行います。
洗濯袋には、衣類と水・洗剤を加えてくるくると丸め、空気を抜いてもみ洗いするタイプもあります。

洗濯洗剤は自然を汚染しにくい、主に植物由来の再生可能な成分で作られている洗剤を使用するようにしましょう。エコマークやRSPO認証マークのある洗剤が目印です。
柔軟剤の使用は控えましょう。

2.タオルで水分を取る

水洗い後は、洗濯物を軽く絞ります。きつく絞ると衣類が傷みやすくなるので注意してください。
キャンプの際の服装は、おしゃれ着を避けナイロン素材を使った速乾性のものを選ぶと洗濯しやすく、乾燥までの時間も短くできて便利です。

軽く絞った後は、吸水性の高いタオルに挟んで水分を取ります。
タオルの上に衣類を置いて端から巻いてロール状にし、足で軽く踏み水分を吸わせるようにして脱水すると乾きやすいです。

3.ロープを張って干す

テントのひさしや周辺の木を利用して、直射日光を避けて風通しの良い場所に洗濯ロープを張ります。
ロープは頑丈なものを選ぶと切れにくく、様々な用途にも使えて心強いです。

ロープを木に結びつけるには、木の幹にロープを1周させ、先端を下から上に交差させて下から上にねじりながら巻きつける「ねじ結び」をするとしっかり固定できます。
フックが付いているロープなら、引っ掛けるだけなので簡単です。

ロープに洗濯物を直接干す時は、落ちないように洗濯ばさみを使ってしっかり挟んでおきましょう。ハンガーを使って干すのもおすすめです。

山にあるキャンプ場の場合は寒暖差が激しいので、日中に洗濯物を干し夕方には取り込んでしまうと夜露で濡らさずに済みます。

まとめ

キャンプ場での洗濯方法や便利グッズをご紹介しました。
汚れてしまった洗濯物は、その日のうちに洗うことできれいに落とすことができます。

折りたたみができるバケツや洗濯ロープは、防災グッズとしても活躍するので、機会があれば購入しておくことをおすすめします。

自然の中での洗濯は、環境に配慮した洗剤を使用し必要最低限に留め、「少し不便」を楽しむのも良い経験になるでしょう。