うだるような暑い夏は、汗でTシャツもビショビショになってしまいます。

着替える機会も多いので、夏の洗濯物こそ早く乾かしたいですよね!

そこで、今回は夏の洗濯物の乾く時間を検証し、外干しでも部屋干しでも早く乾くコツを紹介します。

洗濯物が乾く4つの条件や部屋干しの嫌な生乾き臭を撃退するコツも解説するので、是非参考にしてみてください。

目次

洗濯物が乾く4つの条件とは?

洗濯物を乾かすためには、4つの条件が必要ですので解説します。

  1. 温度が高い
  2. 湿度が低い
  3. 風通しがいい
  4. 生地が薄く、合成繊維である

温度が高い

洗濯物は、温度が高いほど乾きやすくなります。

温度25℃以上温度20℃温度15℃以下
夏場2~3時間で乾く春・秋4~6時間で乾く冬6時間以上かかる

気温が25℃以上高くなる夏場は、早く水分が蒸発するため、朝干したら昼には乾くなど2~3時間程度で乾くでしょう。

ただし、天気が悪い高温多湿の場合は、室内干しで4~5時間かかります。

夏ほど気温が上がらない20℃の春や秋は、朝9時に干して15時には乾いているので5~6時間程度でしょう。

気温が15℃以下の冬場は、天気が良くても乾きにくく、さらに厚手の衣類が多いため乾くのに6時間以上かかります。

湿度が低い

洗濯物は、湿度が低いほど乾きやすいです。湿度が50%以下であれば、気温が低くても乾きやすくなります。

しかし、日本は湿気が多く年間を通して50%を切ることは珍しいです。

湿気を下げて洗濯物を乾きやすくするには、1~2時間おきに5~10分換気をしたり、除湿機や除湿剤の活用、吸水性のある重曹や炭を置くことです。

また、洗濯物の下に新聞紙を丸めて置くと、吸湿性が高まり乾きやすくなります。

風通しがいい

洗濯物は、風通しが良いほど乾きやすいです。洗濯物を干す時は、間隔をあけて薄手と厚手を交互に干すといいでしょう。

水分は乾いたところに移動する特性があるので、厚手の水分が既に乾いた薄手に移ろうとし、結果全ての衣類が早く乾きます。

角ハンガーは、外側にバスタオルなどの長いものを干し、内側に短いものを干す「アーチ干し」にすると乾きやすいです。

アーチ干しは洗濯物の水分蒸発がしやすい配置になり、長めの衣類に風が当たりやすいため乾きやすくなります。

その他の風通しのいい干し方は以下の通りです。

  • ズボンは重なる部分を少なくし筒状にして干す
  • パーカーはピンチハンガーで逆さに干す
  • ポケットがある服は裏返して干す
  • 大きい物は「ずらし干し」や「じゃばら干し」にする

生地が薄く、合成繊維である

洗濯物は、生地が薄く合成繊維ほど早く乾きます。

特に速乾性の高い合成繊維は、スポーツウェアやTシャツに多い「ポリエステル」です。

ポリエステルは石油素材のため、繊維の中に水が入っていきにくい特性があります。

逆に、タオルや肌着によく使われている「綿100%」は、水分の吸収がいいので乾きにくいです。

そもそも夏の洗濯物って何時間で乾くの?

夏の洗濯物は四季の中で一番早く乾きますが、干す場所や時間帯、天候によっても異なります。

比較的過ごしやすい春や秋の洗濯物の乾く時間は、外干しで5時間、部屋干しで10時間です。

気温が一気に下がる冬の洗濯物は外干しで6時間以上、部屋干しで12時間はかかるでしょう。

それでは、夏の洗濯物の乾く時間について詳しく解説します。

外干しの場合部屋干しの場合夜の場合
2~3時間4~6時間6~8時間

外干しの場合

夏の洗濯物の乾く時間は、外干しの場合2~3時間です。

夏は気温が高く、洗濯物に含まれる水分が早く蒸発するため半日で乾き、午後から干しても15時には乾くでしょう。

しかし午後15時を過ぎると、せっかく乾いた洗濯物も湿気てしまうため、天気のいい夏は朝に干したら昼には取り込んで下さい。

また暑い夏の外干しは長時間干し続けているとごわつき、日に焼けて色落ちしやすくなるので乾いていたら早めに取り込みましょう。

夏の外干しの最適な時間帯は、太陽が高い9~15時頃がベストです。

部屋干しの場合

夏の部屋干しの乾く時間は、4~6時間です。

天気の悪い蒸し暑い日の部屋干しは、太陽の光が当たりにくくなります。

室内に洗濯物を干すことで、洗濯物から水分が流れ出し湿度も10~20%高くなるので、乾くまでに外干しの2倍の時間がかかります。

また、室内だと風がないため湿った空気が停滞し、洗濯物から水分が排出されるまでに時間がかかるのです。

しかし、後ほどご紹介する「夏の部屋干しを早く乾かす4つのコツ」を読めば外干しと変わらない早さで乾かすことができるので是非ご覧ください。

夜の場合

夏夜の洗濯物の乾く時間は、外干しで6~8時間です。

夏の夜は、部屋干しより外干しの方が風があるのでカラッと乾きます。

夜間電力で洗濯物を回せるうえ、朝の忙しい家事を1つ済ませておくことで時間に余裕も生まれるでしょう。

ただ、2024年に異常発生したカメムシは夜行性のため、洗濯物に臭いや汚れが付着する恐れがあるため注意しましょう。

就寝中の夜は、急な天候の変化にも気づきにくいため翌日の天気予報を確認して干すようにして下さいね。

夏の部屋干しの3つのデメリット

夏の部屋干しには、3つのデメリットがあるのでご紹介します。

  1. カビやダニが発生しやすくなる
  2. 部屋が狭く感じる
  3. 生乾き臭が発生する

カビやダニが発生しやすくなる

日本は「太平洋高気圧」が夏になると北上して日本列島をすっぽり覆ってしまうため、高温多湿になります。

気象庁の相対湿度の月平均値(%)は、東京の2023年8月の場合約80%(※)でした。(※参考:気象庁HP)

夏に部屋干しすると、洗濯物から水分が流れ出し、更に部屋の湿度は高くなることが予想されます。

カビは湿度65%以上で発生し、ダニは湿度が70%以上で繁殖しやすくなるため、除湿対策が必要です。

部屋が狭く感じる

都心にお住まいの方は特に、部屋のスペースも限られているため、室内干しすればさらに部屋が狭く感じるでしょう。

暮らしのスペースに、洗濯物干しを置くことで通路が通りにくかったり、ぶつかる可能性もあります。

急な来客があった時など、下着なども干すため恥ずかしい思いもするかもしれません。

部屋の真ん中などに置いてしまうと、TVが見えないなど不便になることもあるので生活の邪魔にならない場所に置きましょう。

浴室乾燥機のあるご家庭は、物干し竿に掛けるだけで手間もなく、部屋が狭くなる心配もないのでおすすめです。

生乾き臭が発生する

4人に1人が、「梅雨時期の洗濯の1番の悩みに生乾き臭を感じている」というデータがあります。(参考:ウェザーニュース調べ)

部屋干しした時は柔軟剤のいい香りだったのに、取り込む時に「生乾き臭」がする事ありませんか?

この生乾き臭の原因は、「モラクセラ菌」です。

「モラクセラ菌」は洗濯物に付着し汗や皮脂を分解し、その時の分解物が生乾き臭の原因になります。

生乾き臭は一度洗い直したぐらいでは落としきれないため、熱湯や専用の洗剤で落とすしかありません。

そうならないためにも、臭いの元である「モラクセラ菌」を増殖させないようにしましょう。

モラクセラ菌は5時間経過したころから増殖するので、5時間以内に乾かすことがコツです。

夏の部屋干しを早く乾かす4つのコツ

部屋干しは湿度も高くなるうえ、部屋も狭く感じるのでなるべく早く乾かしたいですよね。

そこで、夏の部屋干しを早く乾かすコツを4つご紹介します。

  1. 扇風機やサーキュレーターを使って干す
  2. アイロンやドライヤーを使う
  3. 除湿機やエアコン(除湿)を併用する
  4. 乾いたタオルを脱水機にいれる

扇風機やサーキュレーターを使って干す

夏の部屋干しを早く乾かすコツは、扇風機やサーキュレーターを使って干すことです。

扇風機やサーキュレーターを使うと、通常の部屋干しと比べ2~3倍早く乾きます。

洗濯物の湿気を風で飛ばすとともに部屋の空気も循環させてくれるので、梅雨の時期でも外干しと大差ありません。

扇風機は洗濯物から1メートルほど離し、水分がたまる下辺りから当てると広い範囲で均等に当たり乾きやすいです。

風量が強いと洗濯物の位置がずれて洗濯物が重なり乾きにくくなるので、風量は「弱」にして下さい。

また、首振り機能を使うと様々な角度から満遍なく早く乾きます。

サーキュレーターの場合、風の流れが直線的なため、2台を別の角度から当てると効果的です。

アイロン・ドライヤーを使う

夏の部屋干しを早く乾かすコツは、アイロンやドライヤーを使うことです。

高温のアイロンをかけることで、水分を蒸発させ乾く時間を短縮します。

また、モラクセラ菌(生乾き臭の元)は熱に弱いので殺菌効果も期待できます。

しかし、中にはアイロンがけ出来ないものもあるのでタグチェックは必ず行って下さい。

ドライヤーを使えば、薄いTシャツなら10~30分で乾くでしょう。

厚みのある襟を集中的に当てたり、シャツの内側からドライヤーを入れ乾かすと全体的に早く乾きます。

電気代はかかりますが、1~2枚早急に乾かしたい時には即効性があるのでおすすめです。

除湿機・エアコン(除湿)を併用する

夏の部屋干しを早く乾かすコツは、除湿機やエアコンを併用することです。

除湿機やエアコンの除湿モードは、循環する室内気を除湿するので乾きやすくなります。

除湿機を洗濯物の真下に置く場合は、洗濯物から30~40㎝離して利用して下さい。

近すぎると火災の原因になることもあります。

最近では、エアコンに「衣類乾燥モード」が搭載されているものもあるので、これからエアコンを購入される方はチェックしてみましょう。

乾いたタオルを脱水機にいれる

夏の部屋干しを早く乾かすコツは、乾いたタオルを入れて脱水することです。

脱水をする前に、乾いたタオルを入れ一緒に脱水すれば、乾いたタオルが水分を吸収してくれ他の洗濯物が乾きやすくなります。

投入するタオルは、大きければ大きいほど効果的なので、大判のバスタオル等が最適です。

夏こそ!コインランドリーを利用したい理由

夏は早く乾く分、早めに取り込む必要があり、湿度が高いのでカビやダニが発生しやすいデメリットもあります。

そこで、夏の洗濯物の悩みを一気に解決する、「夏こそ!コインランドリーを利用したい理由」を4つご紹介します。

  1. 衣類を傷める心配がない
  2. ダニを完全に死滅させる
  3. 大量の洗濯物が一度で済む
  4. ちょっとした自由時間ができる

衣類を傷める心配がない

夏は日差しが強いので、外干しし続けると衣類がごわついたり日焼けをしたりする可能性があります。

特に、青色の衣類は紫外線に弱く、天日干しすると白く焼けてしまうこともあるので注意が必要です。

また、急な天候の変化により濡れたり、湿気を含みやすくなったりするので洗濯が無駄になってしまいます。

その点、室内のコインランドリーなら洗濯から乾燥まで一気にできるので衣類を傷める心配はありません。

ダニを完全に死滅させる

綿や羽毛などの布団は天日干しではダニは死滅せず、布団叩きを使用すればダニをより多く残してしまいます。

コインランドリーの乾燥機を利用すればダニを死滅させ、死骸もしっかり落としてくれます。

また、布団がふっくらと仕上がるので、寝心地もいいです。

大量の洗濯物が一度で済む

夏場は、汗をかいて2~3度着替えたり、部活のユニフォームや体操服など毎日汗と皮脂がしっかりついた洗濯物が大量に出ます。

翌日にまた使うから早めに洗濯して乾かしたいという方も多いでしょう。

コインランドリーなら大量に出る毎日の洗濯物を、より早く洗濯から乾燥まで一気にできるため時短になり確実です。

ちょっとした自由時間ができる

コインランドリーを待っている間は、近くのお店で買い物したり、中で漫画を読んだり自由な時間が待っています。

また、コインランドリーは24時間いつでも使えるので、早朝や夜間など気にせずに洗濯できる点もメリットです。

ホッとする時間がない方も、ゆっくりした時間を過ごすことができるでしょう。

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引用:ランドリッチ

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