夏はもちろんですが、冬にかく汗は夏にかく汗と比較してニオイが強く、セーターやニットを着ることで蒸れて衣類にニオイが付いてしまうことも。

お仕事で毎日スーツを着る方は、そういった汗やニオイが衣類に沁むたびにクリーニング店出していては、手間や経済的にも大変ですよね。

しかし、スーツを自宅で洗うにはどうすればいいの?と思う方も多いと思います。

今回は、スーツを自宅でお洗濯する方法について紹介していきます。

スーツの洗い方

スーツの洗い方については下記の手順となります。

それぞれ詳しく解説していきます。

1,洗濯マーク、素材、色落ちチェックをする。
2,洗濯機に石鹸液を入れる。
3,洗濯機で洗い上げて、すぐに干す。

洗濯マーク、素材、色落ちチェックをする

まずは、上着のタグを見て、対象のスーツに洗濯マークがあることを確認しましょう。

表地がウールとポリエステルの混紡で、ポリエステルが30%以上のスーツに関してはほとんど自宅で洗濯することが出来ます。

逆に自宅では洗濯が難しいものとして、100%ウール素材のものや裏地がキュプラのものが挙げられますので、これらの素材のものは、クリーニング店におまかせしたほうが良いでしょう。

スーツを洗濯する上で一番心配なのが「色落ち」です。

洗濯することで色が落ちしてしまうのかを洗濯前に確認しておきましょう。
確認方法は、洗濯の原液をスーツのズボンの裏地など目立たない箇所に少し付けて、5分間置きます。

その後、原液をつけた箇所に乾いた布を当て布にスーツの色が移っていなければ問題有りません。

もし、移ってしまう場合は、そのスーツの洗濯はやめておきましょう。

洗濯機に石鹸液を入れる

洗濯機に石鹸液を入れて、泡立ちを確認して下さい。

スーツの汚れがひどい場合は、石鹸液の中に30分ほど付けてから洗濯を行うと、汚れが落ちやすくきれいに仕上がります。

洗濯機で洗い上げて、すぐに干す

洗濯機にスーツを入れる際は、上着はボタンをかけず、ズボンはチャックを閉めて、三つ折りにたたんだ状態で、洗濯ネットに入れるようにしましょう。

洗濯コースは、弱水流やおしゃれ着洗いを選択しましょう。
脱水に関しては、タオルドライが望ましいですが、
洗濯機で脱水をする場合は、型崩れやシワを防止するために弱で時間を短く(30秒ほど)するようにしましょう。

洗濯が終わった後はすぐに洗濯機から取り出し、上着はハンガーで陰干し、ズボンはハンガーに筒状にして陰干しにしましょう。

手のひらで叩いたり、シワを伸ばすことで形を整えて干すと乾いた後きれいになります。

スーツを手洗いする方法について

おしゃれ着洗い機能がなかったり、洗濯機で洗うことでのダメージを防止して、なるべくスーツを長持ちさせたいという人には手洗いがおすすめです。

スーツを手洗いする方法について紹介していきます。

用意するものは、おしゃれ着洗い用の中性洗剤、洗濯桶、タオルです。

①準備をする

上着のボタンは開け、ズボンのファスナーは閉じた状態で2つ折りもしくは3つ折りにたたみ、洗濯桶の中に入るサイズにしましょう。

小さく畳みすぎるとしわになってしまうので注意です。

②手洗いをする

洗濯桶に水とおしゃれ着洗い用の中性洗剤をいれます。

洗剤を水に溶かしきれたら、準備しておいたスーツを洗濯桶にいれます。

洗い方は、強く洗うことでスーツにダメージを与えてしまうので、優しく押し洗いを数回行いましょう。

③つけ置きして、すすぎ洗いをする

押し洗いを行ったら、汚れを落とすために10~20分程度つけ置きをしましょう。

つけ置き後は、洗剤と汚れが出なくなるまで水ですすぎ洗いを行いましょう。

これで手洗いは終了です。
後は前述で記述したとおりに乾燥させましょう。

まとめ

汗をかきやすい季節はもちろん、冬でも電車内の密封空間や、外と暖房の効いた室内との温度差で汗をかくことでスーツにニオイが移り、蓄積します。

そんな時、自宅で洗えたら自分の好きなタイミングで洗濯ができ、経済的にも助かります。

しかし、毎回自分で洗うのは大変という方は、クリーニング店におまかせして、その時々の状況にあった方法で賢くスーツを洗濯出来るといいでしょう。