洗濯したのに洋服がなんか臭う。洗濯物にホコリのようなゴミが付いている。そんな経験したことはありませんか?

もしかしたらそれ、洗濯機の汚れが原因かもしれません。

洗濯槽は、湿気や洗濯物に付着している油分等があることから、カビにとって快適な環境となっています。

しっかり清掃しないと洗濯しても逆に不衛生な状態になってしまいます。
しかし、洗濯槽ってどうやって掃除するの?とわからない方も多いかと思います。

そこで今回は、洗濯機の清掃方法について分かりやすく解説していきますので、この機会にぜひ、洗濯機をお手入れしましょう。

洗濯機の清掃方法

洗濯機の清掃には下記の3種類の洗剤が効果的です。
それぞれ、長所と短所があるので理解した上で選択して使用しましょう。

・塩素系漂白剤:殺菌力は強力なため短時間で汚れを分解できるが、肌や衣類への刺激が強いため取り扱い注意

・酸素系漂白剤:塩素系漂白剤ほどではないが殺菌力が強力で発泡力により汚れを落とします。清掃の際は汚れが浮いてくるので網が必要です。

・重曹:殺菌力は低いが、値段が安く、環境にも人体にも優しいです。

清掃箇所は以下が挙げられます。
〈洗濯槽・ごみ取りネット・排水ホース・排水口・防水パン〉
これらの清掃方法について解説していきます。

洗濯槽の清掃方法(塩素系漂白剤)

1.洗濯槽に40~45度のお湯を満水まで溜め、塩素系漂白剤を投入します。

2.標準コースの洗のみを運転します。

3.その後5~6時間程度置き、すすぎ→脱水まで行います。

4.洗濯槽内の汚れを確認します。汚れが確認できる場合は、再度すすぎを行います。汚れが確認できなくなったら完了です。

洗濯槽の清掃方法(酸素系漂白剤・重曹)

1.ごみ取りネットを外します。つけたまま行うと、ごみ取りネット内の汚れが洗浄の邪魔をしたりするので外しておきましょう。

2.洗濯槽に40~45度のお湯を満水まで溜めます。酸素系漂白剤を入れます。重曹の場合は、2カップ程入れてください。

3.洗いのみの5~6分を選択して、洗濯機を回します。

4.運転が終わったあとは、5~6時間程度置きます。

5.汚れが浮いてくるので網ですくい除去しましょう。

6.汚れを取り終わったら、すすぎ→脱水を行いましょう。

7.洗濯槽内を確認して汚れが確認出来なければ完了です。汚れが残っている場合は再度すすぎを行ってください。

清掃後は洗濯槽を乾燥させるため蓋を開けておきましょう。

洗濯機周りの清掃について

洗濯槽以外の掃除すべき箇所の清掃方法を紹介していきます。

ごみ取りネット:中に入っているゴミを取り除いたあと、洗面器にぬるま湯を張って、お湯につけながら歯ブラシなどで汚れをこするとよく取れます。
洗ったあとはしっかり乾燥させましょう。

排水ホース:排水ホースが入るくらいの大きさの容器に温水1リットルに対して大さじ4杯の比率で重曹水を用意してそこへ1時間程度浸けます。置いた後、水で汚れを流し落とせば完了です。

排水口:歯ブラシで目につく汚れを取り除いた後は、排水口用のパイプクリーナーで清掃してください。

防水パン:防水パンとは洗濯機の下に設置しているプラスチック製の受け皿の事を言います。
ここにはホコリや髪の毛が溜まりやすく、カビも発生している場合がありますのできちんと手入れをしましょう。
排水トラップ部分は分解して歯ブラシ等で汚れや滑りを落としましょう。
掃除機でゴミを吸い取り、水に濡らした雑巾などで拭いてきれいにしましょう。

洗濯機の汚れを防止する方法

洗濯機のお手入れは、3ヶ月に1回程度が目安です。
また、日頃のちょっとした心がけで洗濯機の汚れを防止することが出来ます。

・洗濯機を使わない時は開けておく
・汚れた衣類は洗濯かごに入れて、洗濯機では保管しない
・洗剤・柔軟剤は既定量を入れる

汚れの防止策として上記が挙げられます。

洗濯機は湿気がこもりやすくカビが発生してしまう恐れがあることから、使わない時は蓋を開けておきましょう。

汚れた衣類を洗濯機に入れておくと、衣類に付着している油分や皮脂がカビの栄養素となり、繁殖の原因となります。
洗濯かごを設置してそこで保管するようにしましょう。

洗剤や柔軟剤は規定量があります。それよりも少なくしてしまうと洗浄能力が落ちて充分に洗浄能力を発揮することが出来ません。

また、多すぎても溶けきれず残った洗剤や柔軟剤がカビや雑菌の繁殖の原因となってしまう恐れもありますので規定量を守るようにしましょう。

まとめ

普段衣類をきれいにするために使用している洗濯機が汚れていると洗濯物の気になる臭いの原因となったり肌にも悪い影響を与えることもあります。

洗濯機も定期的にきれいにすることが大事です。

今回紹介した方法で自宅の洗濯機を掃除してみましょう!