冬になると手放せなくなる毛布。
直接肌に触れる部分もあり、汗や臭いなどの汚れは気になりますよね。

・洗濯したいけど、自宅の洗濯機で洗えるの?
・どうやって洗ってどこで干せば良いの?
と、悩んでいる方も多いでしょう。

この記事を読むと、自宅で毛布を洗濯する手順や必要なものが分かります。
洗濯の頻度や大きな毛布の乾かし方にも触れているので是非参考にしてください。

目次

毛布を洗うタイミングと頻度は?


毛布を洗うタイミングや頻度に明確な決まりはありません。
使い方にも寄りますが、寝ている時の無防備な肌に触れる毛布は1カ月に1回以上は洗濯するのが理想です。

干す場所の関係で頻繁に洗うのが難しく、普段のケアは布団乾燥機や掃除機・スプレーで行う方もいます。

最低でも次のタイミングを目安に、年に3回は丸洗いするのがおすすめです。
・毛布を使い始めるとき
・シーズン中汚れが気になるとき
・毛布を片付ける前
特に片付ける前には、次のシーズンに汚れを持ち越さないように洗うのが望ましいです。

洗濯とは別にダニ対策も必要です。
冬でも寝てる間に汗をかき、毛布はダニにとって最適な温度と湿度に保たれています。
また、垢やフケ・皮脂はダニの好物です。

ダニを放置してしまうと、アレルギーを引き起こす可能性があります。
定期的なダニ対策を忘れずに行いましょう。

毛布を自宅で洗う方法は?


そもそも毛布を自宅で洗うことはできるのでしょうか?
毛布は一般的に自宅で洗える素材でできているものが多いです。
しかし、洗濯前に表示を確認すると安心して洗えます。
ここでは、毛布を選択する前にチェックするポイントや洗濯方法をご説明します。

洗う前に確認するポイント

毛布を洗う前に確認したいポイントは3つあります。

①毛布の素材
一般的な毛布に使われる綿やポリエステル素材は、問題なく自宅で洗えます。
アクリルやウール素材のなかには自宅で洗えないものもあります。
シルクは洗えない場合が多いので注意が必要です。

②洗濯表示
洗濯機や手洗いのマークがついてれば、自宅で洗濯できます。

③洗濯機の容量
7kg〜8kg以上の洗濯物が洗える洗濯機であれば、毛布の洗濯が可能です。
小さめの洗濯機に無理に押し込むと故障の原因となるので注意してください。

用意するもの

洗濯機で毛布を洗濯する場合に用意するものは、
・中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤
・柔軟剤
・洗濯ネット
の3点です。

毛布には、粉末洗剤よりも液体洗剤の方が向いています。
粉末洗剤は、溶けきれずに残ってしまう可能性があるからです。
溶け残った洗剤が付いた毛布は肌によくありません。

アクリルやウール素材には、おしゃれ着用洗剤が最適です。

毛布をそのまま洗濯機に入れて洗うと、こすれて傷がつくことがあるので、洗濯ネットに入れて洗うと良いでしょう。

洗濯方法(手順)

準備が整ったら、早速洗っていきましょう。
洗濯手順は次の通りです。

①汚れを確認
洗濯前に布団たたきを使ってホコリや毛髪を振り落とします。
汚れているところがあれば、ブラシなどでこすっておきましょう。

②毛布を洗濯ネットに入れる
毛布を洗濯するときは、洗濯ネットに入れましょう。
このとき毛布は、山折・谷折りを交互にする屏風たたみにすることがポイントです。
水や洗剤が毛布全体に行き渡るためきれいに洗えます。

洗濯ネットがなければ、屏風たたみした毛布を丸めてから紐で縛って洗濯機に入れましょう。
汚れがついている部分を洗濯槽の底に向けて入れると汚れが落ちやすくなります。

③中性洗剤・柔軟剤を入れる
液体の中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤を洗濯機に投入します。
柔軟剤を使うと、毛布がふわふわに仕上がるだけでなく長持ち効果も期待できます。

④毛布コースで洗濯する
毛布専用コースで洗濯します。
毛布コースがなければ、おしゃれ着洗いに適した手洗い・弱水流・ドライなどのコースを選びます。

洗濯槽に水が溜まったら一旦洗濯機を止め、両手で毛布を押し込みます。
毛布全体にしっかりと洗剤液を染み込ませてから洗濯すると、より一層きれいに仕上がります。

毛布を自宅で手洗いする方法


洗濯機に毛布が入らないときや、毛布の素材が手洗いを推奨している場合は、お風呂で手洗いしましょう。
お風呂にぬるま湯を張って踏み洗いすれば、大きく厚みのある毛布でも自宅で洗えます。
洗剤で床が滑りやすくなっているので、転ばないように気を付けてください。

用意するもの

用意するものは、洗濯機で毛布を洗濯する場合と変わらず、
・中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤
・柔軟剤
・洗濯ネット
の3点です。

浴槽にぬるま湯を溜めて洗うため、手足が濡れることもあります。
タオルや着替えを用意しておくと良いでしょう。

手洗いする場合でも、毛布を洗濯ネットに入れた方が傷つきにくくなります。

洗剤が残ってしまうと肌荒れの原因にもなります。
溶けやすく残りにくい液体洗剤がおすすめです。

柔軟剤は途中から使うので、お風呂の近くに置いておきましょう。

洗濯方法(手順)

手洗いでの洗濯手順は次の通りです。
柔軟剤はすすぎの最後に使います。

①汚れを確認
毛布を浴槽にかけて、ホコリや毛髪を取り除きます。
気になる汚れがあれば、ブラシなどでこすって落としておきましょう。

②浴槽にぬるま湯を張る
冷たい水では汚れが落ちにくく、熱いお湯は毛布の繊維を傷つけやすくなります。
30℃程度のぬるま湯を使います。
ぬるま湯は、毛布がつかる15cmほどまでを目安に入れましょう。

③中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤を溶かす
毛布の重さに応じて調整した洗剤をぬるま湯に溶かします。

④毛布を踏み洗い
屏風たたみして洗濯ネットに入れた毛布を、浴槽に沈めて足踏みをして洗います。
途中で上下を返しながら、毛布全体に洗剤液が行き渡るようにまんべんなく踏みましょう。

浴槽の水が濁ったら入れ替え、水が濁らなくなるまで繰り返します。

⑤すすぎ
汚れが落ちたら、すすぎでしっかり洗剤を落とします。
洗剤が落ちたら浴槽から水を抜き、再びぬるま湯を溜めて柔軟剤を溶かしましょう。

すすぎ終わったら水を抜き、足踏みをして水を切ります。

乾かすのはコインランドリーがおすすめ!

毛布を干すときは、物干しざおを2本用意してMの字になるように干します。
風通しが良くなり、干す時間の短縮が図れます。
物干しざおが1本しかなければ、さおにハンガーを何個かかけて、その上から毛布を干すと良いでしょう。

干す場所は、洗濯表示を確認して日向・日陰を決めましょう。

ただし、季節の変わり目や梅雨時など、雨の心配があると毛布を干すのは難しいですよね。
また、花粉が飛んでいる季節に、外に毛布を干すのは抵抗があるという方も多いです。

そこでおすすめしたいのが、コインランドリーを使って毛布を乾燥させることです。
コインランドリーの乾燥機なら、大きな毛布でも1時間程で乾いてしまいます。
もちろん、花粉が付着する心配もありません。

また、ふわふわの仕上がりになるのも、コインランドリーを使用するメリットです。

自宅で洗濯し干した毛布は柔軟剤を使ってもゴワゴワになりがちです。
コインランドリーの乾燥機は、大きなドラムで乾燥するので、シワを抑えてふんわり仕上がります。

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