洗濯用洗剤は、様々な種類がありますが、普段お使いの洗濯用洗剤は何を基準で決めていますか?

匂いで選ぶ方やCMで観たからという方が多いのではないでしょうか?

洗濯用洗剤には大きく分けて、洗濯用合成洗剤、洗濯用石鹸、洗濯用複合石鹸の3種類があります。

どの洗剤を選ぶかは、洗浄力を取るのか、時短や価格を取るのかなど様々であり、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

今回は、3種類の洗剤についてメリットデメリットを述べながら紹介していきます。

洗濯用洗剤の3タイプの見分け方について

洗濯用洗剤には前述でも記述したとおり、洗濯用合成洗剤、洗濯用石鹸、洗濯用複合石鹸の3種類があります。

それを見分けるポイントとしては、成分表示の「品名」のところを見れば確認することができます。

見分け方

洗濯用合成洗剤:界面活性剤が30%以上含有の製品

洗濯用石鹸:純石けん分が主成分の製品

洗濯用合成石鹸:界面活性剤が30%未満の製品

洗濯用洗剤の3タイプの特徴とメリット・デメリットについて

洗濯用合成洗剤

特徴:成分として、石油や天然油由来の合成界面活性剤が主成分となっており、界面活性剤が30%以上含まれている洗剤のことを指します。

肌の弱い人や小さい子供には刺激性がある場合があるため、しっかりすすぎをする必要があります。

洗濯用合成洗剤をさらに分けると、弱アルカリ性洗剤と中性洗剤に分けられます。

一般的に、より洗浄力が高いのが弱アルカリ性洗剤です。

中性洗剤はおしゃれ着洗い用洗剤などとして扱われ、デリケートな素材を洗濯するときに使われます。

メリット: 石鹸よりも少ない使用量で洗浄力があります。

デメリット:界面活性剤のすすぎ残しが気になる場合は、2回すすぎをしたほうが良い。

洗濯用石鹸

特徴:成分は植物由来の石鹸成分が主体です。

品名のところに、脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム・石けん素地などの表記がされているものがそれです。

洗浄力が強く、襟汚れや靴下の頑固な汚れ、口紅やファンデーションなどの化粧品汚れ落としてして使用することができます。

普段の洗濯としてではなく、部分的な汚れを手洗いで洗濯する際などで使用されることが多いです。

メリット:洗浄力が強く、臭い残りが少ない。すすぎが1回でも洗剤残りがない。

デメリット:1回の使用量が多い。粉末タイプの場合、低温だと溶けにくいため、事前に溶かす作業が必要。

洗濯用複合石鹸

特徴:洗浄成分として、石鹸と合成界面活性剤の両方を配合したもので、界面活性剤が30%未満のものを指します。

界面活性剤が入っていることで、冷たい水に溶けにくい石鹸のデメリットを補っています。
多くはナチュラル系の洗剤に多い洗剤です。

メリット:石鹸の溶けにくい点を解消。手肌に優しい。

デメリット:洗浄力が弱い。価格が比較的に高い。

まとめ

洗濯用洗剤は、大きく3タイプに分けることができ、それぞれ効果の違いがあるので、洗濯の用途に合わせて洗剤も使い分けることが重要です。

この記事を参考に、今後の洗濯に活かしていただけると幸いです。