雨が多い梅雨の時期は、洗濯物が乾かなくて困っている方も多いのではないでしょうか?洗濯物を外に干せなくなると、部屋干しの日が増えていきます。

部屋干しは干し方を間違えると、生乾きの臭いが発生することも。
梅雨時期の洗濯に困らないためには、部屋干しのコツを知っておくとよいでしょう。

本記事では、梅雨時期の洗濯物を乾かすコツについて解説します。

梅雨時期の洗濯物が臭う理由


そもそも、梅雨時期の洗濯物に生乾きの臭いが付くのはなぜでしょうか?これは、洗濯物が乾くまでの時間と関係しています。

梅雨時期は洗濯物を室内に干すことが多く、乾くまでに時間がかかることも多いでしょう。洗濯物は湿った状態が長く続くと、モラクセラ菌と呼ばれる雑菌が繁殖します。
このモラクセラ菌が、生乾き臭の原因なのです。

モラクセラ菌は水分があるところで繁殖し、洋服に残っている汚れを食べて増殖します。
また、一般的にモラクセラ菌が繁殖し始めるのは、洗濯物を干してから5時間後といわれています。

そのため、梅雨時期でも5時間以内に乾かし終われば、洗濯物の臭いが抑えられます。洗濯物の臭いに悩んでいる方は、まずは5時間以内に乾かすことを目標にしましょう。

梅雨時期に洗濯物をうまく乾かす方法を解説


湿度の高い梅雨時期は、洗濯物を短時間で乾かすのが難しくなります。とくに室内は風通しが悪いと湿気が溜まりやすく、洗濯物が乾きにくいこともあるでしょう。

洗濯物は干す場所や干し方を工夫すると、部屋干しでも乾きやすくなります。

ポイント①干す場所が大事

洗濯物を干すときは、乾きやすい場所に干すのがポイントです。
乾きやすい場所の条件は、「高い温度」「低い湿度」「風が通りやすい」の3点です。

まずは、自宅の中でこの条件を満たしている場所を探してみましょう。

一般的に部屋干しで選ばれているのは、浴室やリビングです。
ただし、浴室は乾燥機能がないと湿気が溜まるため注意しましょう。
自然乾燥させたいときにおすすめなのが、リビングです。

リビングは比較的風通しがよく、洗濯物が乾きやすい部屋ともいわれています。

より乾きやすくするには、洗濯物を部屋の中心に置くのがおすすめです。
窓際やカーテンレールに干すケースも多いですが、部屋の隅は風通しがあまりよくありません。

どうしても乾かないときは、エアコンの除湿機能を使う方法もあります。

ポイント②干し方

次に干し方のポイントを3点紹介します。

1つ目は、間隔を空けて干すことです。ハンガーにかけた洗濯物の間隔が近いと、乾きにくくなります。目安としては、15㎝ほど間隔を空けて干すとよいでしょう。

2つ目は、ポケットがあるズボンは裏返して干すことです。ズボンのポケット部分はそのままだと乾きにくく、乾き終わるまでに時間がかかります。ズボンを裏返すと、生地が重なっているポケット部分も乾きやすくなります。

3つ目は、ピンチハンガーの干し方についてです。真ん中に小さめの衣類を干し、両端に大きめの衣類を干す方法がおすすめです。横から見たときに、洗濯物がアーチ状になるように干していきます。

ポイント③家電を利用

最後に、家電を使ってより効率的に乾かす方法を3点紹介します。
1つ目は、扇風機・サーキュレーターなどで風を送る方法です。洗濯物は下の部分が乾きにくいため、調整して風が当たるようにしましょう。

2つ目は、乾燥機能付きの洗濯機を使う方法です。
自宅で乾燥機が使える場合は、部屋干しする必要が無くなります。洗濯機を買い替える際は、乾燥機能付きの洗濯機を検討するのもよいでしょう。

3つ目は、除湿機で部屋の湿度を下げる方法です。梅雨の時期は湿度が上がりやすく、洗濯物を干すとさらに湿気が溜まりやすくなります。除湿機で湿気を取れば、洗濯物も乾きやすいでしょう。

梅雨時期はコインランドリーを利用するのがおすすめ!


梅雨時期は干し方を工夫しても、洗濯物が乾きにくいことがあります。

どうしても洗濯物に付く臭いが改善されないときは、コインランドリーを使うのがおすすめです。
コインランドリーは天気に関係なく乾燥が可能で、布団などの大きい洗濯物も乾燥できるメリットがあります。
また、コインランドリーによってはスニーカーなどの靴も洗濯・乾燥できるため、雨で濡れた靴を洗いたいときに便利です。

コインランドリーの乾燥にかかる時間は、30分~60分程が目安です。
部屋干しに比べてかなり短時間で乾燥できるため、生乾き臭が衣類に残る心配もないでしょう。部屋干しの臭いが気になる方は、ぜひコインランドリーを活用してみてください。

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