洗濯ネットは多くの人が洗濯の際に使っている、便利なアイテムです。
 
しかし、どのような洗濯物に洗濯ネットを使うべきなのか、正しく理解しないまま使っている人も多いもの。
 
この記事では、そんな洗濯ネットの正しい使い方や、さらに洗濯物をきれいに仕上げるコツなどを詳しくご紹介します。

より良い洗濯のために、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも洗濯ネットって必要なの?

洗濯ネットを使うことで、傷みやすい衣類をダメージから保護したり、衣類同士が絡まったりするのを防ぐといった効果があります。

また、ごみや毛玉の付着、服の色移りを防ぐといった役割も。

ひと手間で洗濯の効率や仕上がりを高めてくれる手軽な洗濯ネットを、ぜひ普段の洗濯に取り入れてみましょう。

洗濯ネットが必要な理由

理由1.ごみの付着や毛玉の発生を防ぐ

洗濯ネットを使用せずに洗濯して、服にごみが付着してしまったという経験はないでしょうか?

洗濯ネットに入れて洗濯することで、洗濯機の中に漂う繊維などのごみが付着することを防ぐことができます。

また、衣類同士の摩擦による毛玉の発生などを抑えてくれる効果も。

それにより生地のダメージを軽減してくれます。

理由2.濡れた服の摩擦による色移りを防ぐ

濡れた状態で衣類同士がこすれると、色移りを起こすことがあります。

色移りしやすそうな濃い色の衣類は、洗濯ネットに入れて洗いましょう。

色移りを防ぐためには、衣類同士の摩擦を抑えることがポイントです。

理由3.服が絡まるのを防ぐ

洗濯ネットを使用せずに洗濯機を回すと、中で服やタオルなどが絡み合うことがあります。

絡まったままの洗濯物は脱水が不十分であったり、生地が引っ張られたりしてダメージを受けてしまうことも。

そういったことを防ぐためには、洗濯ネットの使用が有効です。

理由4.傷みやすい服のダメージや型崩れを防ぐ

薄い生地の衣類や、型崩れしやすい下着やニット類なども、洗濯ネットに入れることで摩耗を防ぎながら洗濯することができます。

また、装飾が付いた衣類は、破損や他の衣類へのダメージを防ぐために、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめ。

特に型崩れを防ぎたいものには、フレーム入りの洗濯ネットが最適です。

洗濯ネットを利用するメリットとデメリット

メリット

衣類の傷みを最小限に抑えられる点が、洗濯ネットを使用することで得られるメリットです。

衣類は洗濯中の摩耗によりさまざまなダメージを受けてしまいます。

その摩耗を防ぐことが、服を長持ちさせるポイント。

また、衣類の素材や大きさに合った洗濯ネットを使うことで、洗濯物が取り出しやすくなるため、効率良く干すことができるという利点もあります。

デメリット

洗濯ネットを使うことで、摩擦が減少し、多少洗浄力が落ちてしまう点はデメリットです。

また、洗濯のたびにいくつも洗濯ネットを用意して小分けにする手間もかかります。

洗濯が終わったら洗濯ネットも干す必要がある点も手間に感じることがあるかもしれません。

洗濯ネットの使い方(入れるべき衣類も紹介)


洗濯ネット1枚につき、衣類を1枚入れるのが原則です。

たくさんの衣類を詰め込むと、洗浄力が落ちてしまいます。

洗濯ネットに入れるものは、ファスナーやホックを止めた状態にしておくこともポイント。

また、部分汚れは落ちにくくなるため、あらかじめ落としておくか、汚れ部分に洗剤を塗っておくと汚れ落ちもアップします。

使い方1.色移りを防ぎたい衣類を入れる

濃い色の衣類やジーンズなどを洗いたいときに、洗濯ネットは有効です。

ほかの衣類への色移りを防ぐことができます。

きれいにたたんでサイズの合った洗濯ネットに入れて洗いましょう。

また、ジーンズなど長さのあるものは蛇腹状に折りたたんで洗濯ネットに入れると、まんべんなく洗うことができます。

使い方2.装飾が付いた衣類を入れる

ファスナーや紐、飾りが付いている衣類を洗うときにも、洗濯ネットを使用しましょう。

装飾自体が取れてしまうことや、装飾が他の衣類を傷つけてしまうことを防ぎます。

紐が付いているものは、絡んだり抜けたりしないように蝶結びにしておくのがおすすめ。

また、ファスナーやボタン類はすべて止めた状態で洗濯ネットに入れましょう。

ビーズやスパンコールなど、特に繊細な装飾が付いている場合は、裏返しにするとさらに破損を防ぐことができます。

使い方3.型崩れしやすい衣類を入れる

ニットや薄い生地の衣類、下着などを洗う際も洗濯ネットが役立ちます。

きれいにたたんで、ぴったりサイズの洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。

また、フレーム入りの洗濯ネットは下着を洗濯するときにおすすめ。

型崩れを防ぎながら優しく洗うことができます。

洗濯ネットを使うときのポイント


いくつかのポイントを守ることで、よりきれいな洗いあがりが実現します。

さまざまな種類の洗濯ネットを上手に使い分けて、衣類をダメージから守りましょう。

洗濯ネットに入れるときの注意点や、洗濯ネットの選び方をご紹介します。

ポイント1.袖口や襟が外側になるようにたたんで入れる

汚れが気になる部分が外側になるようにたたんで入れると、きれいに洗うことができます。

シャツの袖口などが両袖重ならないようにたたむこともポイントです。

また、特に汚れが気になる場合は、あらかじめ洗剤を塗布しておいても良いでしょう。

ポイント2.サイズの合った洗濯ネットに入れる

衣類をたたんでぴったりサイズの洗濯ネット入れて洗うと、しわを最小限に抑えることができます。

薄手の衣類はフラットな洗濯ネット、ボリュームのある衣類は立体的な洗濯ネットを選ぶのがおすすめです。

窮屈すぎる洗濯ネットを選ぶと、汚れ落ちが悪くなってしまうので注意しましょう。

ポイント3.汚れ落ちを重視したいときは目の粗いネットに入れる

比較的丈夫な生地で、汚れ落ちを重視したい場合は、目の粗い洗濯ネットがおすすめです。

洗浄液が十分行き来して、しっかり汚れを落としてくれます。

1枚の洗濯ネットに1枚の衣類を入れるのが、洗浄力を落とさないためのポイント。

まとめ

洗濯ネットは上手に活用することで、衣類をきれいに洗い上げるだけでなく長持ちさせることにも繋がります。

また、ごみの付着やしわを防ぐことで、家事も効率的に。

洗濯ネットを正しく使って、大切な衣類を守りながら洗いましょう。